資格取得でスキルアップ!
道路標識設置工事で必須となる資格として、大切な資格を3種類を紹介します。
決して、難しい資格ではありません。
玉掛け技能講習
一つ目が玉掛けの資格。
玉掛けは、クレーンを仕様して標識の支柱や看板、基礎コンクリートなどを持ち上げる際に、吊り荷をフックに掛けたり外したりする作業です。
この作業は、吊り荷の落下を防止するためにワイヤーロープの破損の確認、クレーンのオペレーターとのコミュニケーション、吊り荷の重心バランスを地切での確認など、現場の安全を確保するために重要な資格となります。
道路標識設置工事以外の建設工事でも必要になる資格です。
玉掛けの資格には、下記の種類があります。
【玉掛け特別教育】1トン未満の荷物の場合
【玉掛け技能講習】1トン以上の荷物の場合
高所作業車運転技能講習
二つ目が高所作業車の運転資格。
高所作業で標識の看板を設置する場合、作業の種類や高さによって必要な資格が異なります。
高所作業車の運転の資格には、下記の種類があります。
【高所作業車の特別教育】作業床の高さが10メートル未満の高所作業車の運転
【高所作業車運転技能講習】作業床の高さが10メートル以上の高所作業車の運転
※ひとこと・職場では12メートルの高所作業車を使用しています。ブームを垂直付近まで起こし、最大12メートルまで伸ばした時は怖いくらいです。
小型移動式クレーン技能講習
三つ目がクレーンを操作する資格。
クレーンを使用して、標識の支柱の建込みや看板の設置などに使用します。
玉掛け作業員の指示により、作業半径内を立ち入り禁止にし、安全作業を行います
小型移動式クレーン車の運転の資格には、下記の種類があります。
【小型移動式クレーン特別教育】吊り上げ荷重1トン未満の場合
【小型移動式クレーン技能講習】吊り上げ荷重1トン以上5トン未満の場合
さらに、吊り上げ荷重5トン以上には【小型移動式クレーン運転士免許】
いずれの技能講習も学科講習と実技講習を受ければ取得できます、ぜひ就職先で取得させてもらいましょう。
物語り
資格取得の経験!
高校を卒業してからの10年間、勉強というものからすっかり遠ざかっていた。日々の仕事に追われ、特に資格を取る必要性も感じずに過ごしていたが、ある日、上司から呼び出された。
「これからの仕事には資格が必要だ。お前もそろそろ勉強してみたらどうだ?」
正直、気が進まなかった。学生時代も勉強が好きではなかったし、仕事だけでも十分に忙しい。それに、試験勉強なんてもう何年もやっていない。だけど、会社の方針でもあるし、仕方なく教材を開いた。
最初はまったく頭に入らなかった。文字を目で追っているだけで、理解できている気がしない。机に向かっても、ついスマホをいじってしまう。だけど、同僚たちも同じように資格取得に向けて頑張っているのを見て、「自分だけ逃げるのはカッコ悪いな」と思い直した。
少しずつ勉強のリズムを作り、仕事終わりの30分だけでも机に向かうようにした。問題を解いてみると、最初は全然ダメだったけれど、繰り返していくうちに「おっ、できるようになってきたかも?」という感覚が生まれてきた。
そして迎えた試験の日。久しぶりの試験に緊張しながらも、やれるだけのことはやったつもりだった。結果発表の日、合格の二文字を見たときには、自然とガッツポーズが出た。
それから数年が経ち、その資格が仕事で大いに役立つようになった。おかげで業務の幅が広がり、昇進のチャンスも巡ってきた。あのとき嫌々ながらも挑戦していなかったら、今の自分はなかったかもしれない。
「資格なんてただの紙切れ」と思っていた昔の自分に言ってやりたい。
「お前、この紙切れのおかげで、今、すごく助かってるぞ」と。
まとめ
資格取得には、労働安全衛生法に基づき、労働局に登録された事業者が実施しています。
※一生使用できる資格なので、技能講習の取得をおすすめします。
以上の3種類の資格が必須です。
その他にも、道路標識設置工事に必須ではありませんが、車両系建設機械(整地等)(解体)・ガス溶接の技能講習、国家資格の1級土木施工管理技士・2級土木施工管理技士などの実務経験が必要な資格もあります。
資格は持っていて荷物になりません!自分にとって最強のスキルとなるでしょう。
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